プラスチックで思いをカタチにする会社 株式会社テクノラボ

テクノラボ新入社員が「デザイン」について考える

テクノラボ新入社員が「デザイン」について考える

自己紹介

2018年の5月にテクノラボにジョインした大島渉平です。

“プラスチックで「思い」を形にする”という会社のビジョンに共感したこと、ワクワクするような製品の開発に関わることができること、これが入社を決意した主な理由です。他にも理由はありますが、社長の林の思いが強かったので一緒に働きたいと思いました。ビジョンを語る人間の熱意に感化されました。

 

さて、私は現在、お客様や製品ユーザーの「思い」を円滑に形にするために、社内外の製造工程を管理する仕事をしています。工程管理やプラスチックに関して勉強する毎日です。弊社製品の形や美しさを目にしながら、プラスチックの可能性に胸を躍らせています。

 

数多くのお客様の思いを受け止めて関係者をリードする営業、思いを形に変えるデザイナー、確かな技術的知見を基に思いを図面に起こす設計者、思いを実際のプラスチック製品として生産することを可能にする金型設計者、少数のプロフェッショナルたちが大活躍している会社だなと感じています。

そんなプロたちが気持ちよく仕事をするために、購買担当や総務担当と協力しながら製造工程全体を管理しています。まだまだ勉強中ですが、「思い」を形にする仕事ができるように頑張っていきます!

 

テクノラボ社内では定期的に勉強会を開催しています。

「思い」を形にするために最も重要と言えるデザインについて、そもそも「デザインとは何か」、「テクノラボが目指すデザインとは何か、実現のために何が必要か」を学びました。

今回は新入社員である私が感じたことをこのブログでまとめます。

 

デザインとは

インダストリアルデザインとは「売るために、マスプロ製品の外観意匠をキレイにつくること」だそうです。マスプロは大量生産のことですね。マスプロ製品をかっこよく、なおかつ売れるように作るってことでしょうか。

個人的な思い出ですが、私がインダストリアルデザインと聞いてまず思い浮かべたのはNintendoのゲームボーイアドバンスです。

出典:GAMEBOY ADVANCE

 

初めて見たときは「なんだこれ?」と思いました。しかし、店頭に並べられた製品のカラーバリエーションの多さに興奮し、手に取ったときの持ちやすさに驚きました。斬新でかっこよくて、ゲームボーイから大きく進化している!と感じました。RLボタンが追加されて操作性も向上し、お気に入りの色なので持っているだけでも楽しかったです。今考えると、「据え置き型のコントローラーのように使いやすい形で、なおかつ子どもにかっこいいと思わせたい」というNintendoの「思い」が形になったデザインだったのではないかと思います。

また、ポケモンクリスタルのカセットがかっこよすぎてどうしても欲しくなったこともありました。

 

出典:Amazon ポケモンクリスタル

透明で水色でキラキラしていて、スイクンのシールがまた眩しい。金銀バージョンと比較してゲームの内容自体は大して変わらないはずなのに親に頼んで買ってもらいました。まさに「売れるデザイン」でした。

かっこよくて売れるモノを作る。モノづくりに関わる人間として、この大前提は常に意識していたいと思います。

 

テクノラボが目指すデザイン

デザインの手法は変遷しており、絶対的な正解はありません。しかし、様々なモノや技術がコモディティ化している現在では、イノベーションを起こして新しいモノを生み出すことが避けられなくなっています。そのような状況で、「突き抜けたモノづくり」がこれからのデザインのあるべき姿になると林は感じており、テクノラボが取り組むデザインだと考えています。

イノベーションを起こすような突き抜けたモノづくりを目指す熱い「思い」を持った企業は、新たなテクノロジーでユーザーに貢献しようとします。しかし、余りにも速いテクノロジーの進化に人間が追いつけなくなり、ユーザーはテクノロジーをどのように捉えていいのかわからなくなることがあります。そのため、テクノロジーを直感的に理解するために、デバイスの形がますます重要になっています。人間とテクノロジーを結びつけるインターフェースの役割を担うことができる「形」が求められているのです。

形が重要であることは、最新テクノロジーに限った話ではありません。ボックス型とドーム型の監視カメラがそれぞれ人間に与える印象は異なるように、ユーザーは既存のテクノロジーでも使用場所に適した形を求めます。このように、ユーザーが欲しがるモノ、つまり売れるものを作るためには、インターフェースとしての形がとても重要なのです。

出典:ネットワークカメラの機能と形状について

テクノラボは、まだ社会にないモノを創り出す企業の「思い」を形にして、テクノロジーとユーザーを結ぶデザインに取り組んでいきたいと考えます。

突き抜けたデザインを生み出すために

お客様の思いを実際の製品にするためには、各製造工程で確かな実績・経歴・量産経験を持つ人間が必要です。今回のテーマであるデザインに関して言えば、社長のブログに適切なデザイナーの選び方が詳しく書いてあるのでチェックしてみてください。もちろん、テクノラボでは経験豊富なインダストリアルデザイナーがおりますので、安心して製品開発についてご相談ください。

私も入社したばかりではありますが、新しい挑戦のためにしっかりとした土台が作れるよう、工程管理を頑張ります。

テクノラボHP:http://www.techno-labo.com/index.html