本日はプロダクトデザインに関するお話を少し‥
デジタルの進化が目まぐるしい昨今、『未来のデバイスには“カタチ”は必要ないんじゃないの』とお考えの方もいるかと思います。
確かに、時計と電卓と電話とパソコンが合体してスマホになったように要素としてはシンプルになっていくのでしょう。ですが、我々は未来のデバイスこそ“カタチ”は大切で、デザインに携わる企業としての力量がとわれるのではないかなぁと考えております。
テクノラボではIoTデバイスのデザインに関わることも多いので、なぜまだまだプロダクトデザインが大切なのか、頭の中で考えていることを整理して書き出してみようと思います。
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インターフェースとしての役割を果たすメカ(カタチ)
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IoTデバイスには『エレキ(基板)』『ソフト(アプリ)』『メカ(カタチ)』の3つの要素があります。重要なのはアプリやソフトだと思われがちですが、新しい技術や概念や使い方には、カタチなくして人々の生活に入り込むことは困難です。 技術の進歩が著しい現代、カタチには人の理解を助ける機能もあるからです。エレキやアプリの新しさを知るには、実際に体験するか、体験した人から説明を聞くことが必要ですが、カタチを工夫することで既にある製品との違いや新しさをノンバーバルに、かつ(言葉に比べると)瞬時に伝えることができます。
エレキ/メカ/ソフトの構造がお饅頭と似ている
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我々はメカはお饅頭の皮のような存在だと考えています。
○メカはあんこを包む皮
○エレキはあんこ(味を構成する要素)
○ソフトは体験を生み出す味です。
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どんなにおいしいお饅頭でも、味は目に見えません。
食べてみないとわからないのですが味ですが、残念ながら食べる前に購入の意思を固めなくてはなりません。
「手に取りたい」「食べてみたい」「美味しそう」「購入したい」という感情を生み出すのは皮(メカ/カタチ)の役割です!
そしてデザインの意味でもあると私は考えます。
新しい機能を持った製品には新しいカタチを
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また全く新しい機能を持った製品の場合、「これは食べ物である」という情報を正しく伝えるられるかといったことも重要になってきます。
新しさとわかりやすさのバランスが難しいからです。
ぜひ、「美味しそう(使ってみたい)」「よし!これを買おう」と決断してもらうためにもカタチの重要性について再考してみてください。 素晴らしいエレキやソフト(アプリ)だからこそメカにこだわってユーザーエクスペリエンスを誘発しましょう。
製品に直感的な「使い方」を付与し、デジタルな部分とアナログな部分をつなぐインターフェースの役割が「メカ(カタチ)」にはあると考えております。