テクノラボはアナログなカタチをつくることを仕事にしています。
具体的には、デジタル機器のためにプラスチックのケースをつくってます。いまIoTが流行りになっていて、色々なデジタル機器が誕生しています。どうやって使うのかまだ手探りの段階だからこそ、アナログなカタチが人とのインターフェースとして結構大事なのです。
テクノラボにはデザインが得意な人間と、プラスチックの生産が得意な人間が集まっています。ここ最近はIoT機器向けにデザインから製品をつくる仕事ばかり来る様になりました。本当にIoT時代の到来を感じています。
考えてみると、IoTって色々な情報の入り口を作らなくてはいけないですね。カメラ、センサー、温湿度計etc。 でもIoTに使われる全てに共通しているのは、「通信できること」と「プラスチックのケースがあること」。テクノラボが関わるIoT向けの仕事が増えるのも当然なのでしょう。
ただ世の中のありとあらゆる所に電子機器があることって、冷静に考えるとすごく煩わしいことだと感じませんか?
IoT機器はこれから、とてつもない数が私たちの生活に入り込んでゆくわけです。どこに行っても自分の周りに常に通信機器が取り巻いているの、そんな私達の未来はすぐそこにあるのです。
だからこそ「カタチ」の役割はこれからすごく重要になると感じています。
電子機器にとって、外装ケースは「カタチ」として、装置として機能を満たすだけではなくて、私たちがその電子機器に向き合う時のキモチのハードルを下げるために必要だと思えるからです。
だから新しいテクノロジーには、それが受け入れられるための新しい「カタチ」も必要になると思います。その「カタチ」をつくるという仕事によって、これから生まれる新しい社会の土台造りに少しでも関わりたい。
テクノラボはそう思っています。
プラスチックで「思い」をカタチにする会社
つまりこれがテクノラボのやりたいことなのです。
私たちはプラスチックという基礎技術を活かして「カタチ」を社会に提案することを目指しています。それに加えて、やはり「思い」がある人と仕事をしたいですね。
確かにテクノラボは企業ですから、お金を貰わなくては維持が出来ません。社員にもお給料が払えないし、取引先からの供給も止まってしまいます。でも仕事のもう一つの側面、社会のためになること、はそれ以上に大切です。
新しい時代が始まり、新しいIoTの常識をつくる人と仕事をすることが、私達プラスチック産業にとっても意義ある仕事だと考えています。
そしてそのような人は、大きいか小さいか、お金があるか無いかでは測れないでしょう。
私達が一緒に仕事をすべきかどうか判断する、唯一の基準は、だから「思い」の有無なのだと考えているのです。
いま将に時代は変わっています。皆さんはどんな仕事をされるのでしょうか?
林 光邦