テクノラボの森田 等です。
上海で開催されたチャイナプラス2018に行ってきました。
会場となる上海コンベンションセンターは東京ビッグサイトの6倍以上という広さ。
中国のみならず、ドイツ、韓国、日本などの国々からの展示。
海外の展示会視察は初めてで、日本国内の情勢との違いを感じるために視察してきました。
中国市場は大量生産の方向に向いている様に感じました。
射出成形機の大型化に伴い、プラスチック金型はホットランナー仕様が主流となっていました。
ヒートノズルも多種にわたり展示。
日本ではホットランナーが主流になる前に、金型製作自体が海外製作に移行してしまったため、装置の価格はお高めのまま。
バケツやテーブル等の雑貨の製品展示や射出成形のデモをやっていて、試供サンプル用に大きいバケツを持って帰っている人達もチラホラ。帰りの飛行機を考えると、流石にもらえなかった。
そういえば上海地下鉄の椅子もプラスチック製だったなぁ。
リサイクルプラント建設のブースも多く展示されていました。
粉砕機や異物分別機、押出機などの展示。日本の大手企業はクオリティーを求めすぎて再利用材料を嫌う傾向にあるが、資源の無駄を無くす方向で考え方を変える時期に来ていると思う。
日本から出展されていたブースのほとんどは材料メーカーと機械メーカー。
何をアピールしていたのかが良く分からなかった。
韓国エリアではロッテやLGが電気自動車産業に力を入れるような展示物がありました。
切削加工されたバンパーに塗装を施した展示物。まだ本格的にはスタートしていないようだが、大きな展示会での宣伝は有りだと思う。
帰国後のニュースでトヨタがEV車の生産参入を発表していた。
自動車が携帯電話と同じようにガラパゴス化する前に踏み切ったのは遅くは無いと思う。
エンジンがモーターに代わることによって様々な技術の転換を余儀なくされる時代に突入している。
迅速な行動力があれば、すぐに他国に追いつくであろう。
歩き疲れました。
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