テクノラボの千葉です。
今までに何回か切削してもらった金型を調整して来ましたが、今回は初めて自分で設計した金型をいじってみました。切削してもらった型は、エジェクタピンなどを組み付けて初めて金型として成立し、成形工場さんに出荷します。自分で設計した金型なので、細かい意図なども把握しているのもポイントですね。
実際にいじってみると、設計上の問題も現れるので見えてこなかったものが現実になるのが怖さ半分楽しさ半分な気持ちで作業をしていました。また、意図しないトラブルもここで出てきます。
今回の金型のキャビコア両方とも0.3mm厚かった!0.3mmというと、普段はあまり意識するようなものでは無いかもしれません。しかし、金型においては非常に大きな値になってきます。この0.6mmがどのような悪さをするのかを検証するべく、自社の手押し成形機を使って実験してみました。すると、ものの見事に影響を受け、穴が開いているべき箇所が埋まってしまいました。これでは製品として成り立たなくなってしまいます。成形品を加工するか金型を加工するかの2択になります。今回は金型の加工をしました。
加工の話などはまた次回。
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