〇海洋プラスチックごみを材料にするには通常の製造に比べて多くの人が関わっています。
通常のプラスチック製品の製造には製品デザイン/設計を行うプロダクトデザイナー/製品設計者、金型設計者、金型加工業者、材料業者、成型業者、組み立て後加工の工程を経て製品が出来上がります。
対して海洋プラスチックごみを材料にモノづくりをした場合
①海洋ごみの回収
②海洋ごみからプラスチックごみの選別
③海洋プラスチックごみの泥落とし/水洗い
④海洋プラスチックごみの乾燥
⑤海洋プラスチックごみの色分け
⑥海洋プラスチックごみの粉砕(大きなものは15cm角まで粗切り)
⑦海洋プラスチックごみのふるいがけ
など通常のプラスチック製造の際にはなかった工程がいくつもあり、それら多くの人力での工程をへて製品に生まれ変わっています。(詳細な作り方はこちら→https://www.techno-labo.com/rebirth/making )
そこでbuoyでは日本各地のビーチクリーン団体様に海洋ごみの回収を行っていただき買取。またその後の粉砕作業などはできるだけ回収地域近くの福祉事業所さんにご協力をいただき作業を行っています。
〇いずれは漂着地域の産業を支えたい
海洋ごみの漂着地域は多種多様で過疎地域なども多くあります。そこでbuoyは製品を通して
・漂着地域の紹介(SNSを通して応援など)
・海洋プラスチックごみの買取による収益化
・製品卸による製品売上での収益化(地域でのおみやげ化)
・漂着地域付近の福祉事業所との産業創出
などを行い各地域の産業創出を行っています。
またゆくゆくは漂着地域の材料をつかい、漂着地域のデザイナーによるデザインで、漂着地域で製造のもと、漂着地域のグッズ(おみやげ)として販売をしていきたいと考えています。
地域との製品化の事例
・長崎県小値賀島で回収された海洋プラスチックごみを使用して作った石鹸ケース「mu」
小値賀島「おぢかアイランドツーリズム」×九州産業大学×シャボン玉石けん