・ABS(略称:ABS)
・ポリプロピレン(略称:PP)
・ポリエチレン(略称:PE)
一番硬い普通のプラスチックがABS、乳白色でちょっと柔らかいのがPP、柔らかくてボトルなど食品関係によく使われるのがPEです。
いずれも安価で使い易い素材です。
樹脂筐体の設計ならテクノラボ。プラスチック製品のデザイン、設計、試作、金型、量産まで製品開発のすべてをお手伝いします。
プラスチックにはたくさんの種類があり、製品の機能面だけでなく、外観、コスト、量産性、不良の発生率、リサイクル性と多方面に作用します。テクノラボではお客様の製品にあった素材を複合的に判断しご提案しておりますのでお任せください。
プラスチックにも種類がたくさんあります。素材選びは、製品の機能、使用環境、用途、外観品位と密接に関わるので重要です。
素材には正式名と略称があり、略称はアルファベット2~3文字で表記されます。
また、販売されている製品名で呼ばれることもあります。たとえばナイロンは正式にはポリアミドという素材ですが、ナイロンという製品名の呼び方が定着しています。
一番硬い普通のプラスチックがABS、乳白色でちょっと柔らかいのがPP、柔らかくてボトルなど食品関係によく使われるのがPEです。
いずれも安価で使い易い素材です。
PCは強靭な素材で、機動隊の盾に使われるほどです。ただ元の素材が透明なので、着色しても若干透明感が残ってしまうなど、外観的弱点があります。
PVCは安い材料ですが、ダイオキシンが出ると言われて使用されなくなっています。PAは価格がネックとなりやはり余り使われません。
最も有名なのはアクリルで、透明度も高く(全光透過率90%以上)キズもつきにくい素材です。ただし、難点は割れやすいことです。その為最近は割れにくくするためにゴム成分を添加したものが普及しています。
PCも透明度が高く、しかも割れにくい素材ですが、キズがつきやすい難点があります。
塩ビ、ABSの透明グレードは、透明度はあまり高くありません。
PC、PETは比較的価格の低いものでPA、PPS、PBTは多少高額ながらより耐熱性の高いエンプラ・スーパーエンプラと呼ばれる素材です。さらに上記の素材にガラスファイバーやセラミックを入れて耐熱性をより高めた、ファイバー添加グレードとよばれるものも多く発売されています。
ケースやキャップの中には複数の部品を使わずにプラスチックの1パーツだけでヒンジ構造を成しているものが日常生活でよく見かけます。
何度開け閉めしても、切れたりしないのはPPだからです。
歯車のような内部構造部材には、耐摩耗性や滑り性、耐衝撃性がもとめられます。
多くのプラスチックは、薬品に弱く、酸やアルカリといった薬品がかかると、溶けたり割れたりしてしまいます。テフロンは非常に高額ですが、薬品に強い素材として普及しています。
ほとんどのプラスチック太陽光に含まれる紫外線によって素材が劣化して、割れたり壊れたりしてしまいます。従って基本的にプラスチックを屋外で使うことは余りお勧めできませんが、かろうじて屋外での使用に耐えうる素材です。
食品衛生法で食べ物の包装容器に使うプラ素材は、細かく規制されています。 煮沸した際に溶出する成分を測定して、その上限が定められています。試験をクリアした素材が食品衛生法通過グレードとして販売されています。
このうちシリコーンは非常に高額な材料ですが、不純物が少なく体に与える問題が少ないので、医療用途の普及がすすんでいます。 エラストマーはその他の柔らかい熱可塑性プラスチックの総称で、高額な素材も多いです。しかし加工費が安いことから、近年ゴムからの代替がすすんでいます。
熱可塑性エラストマーとはゴムやシリコンのような柔らかい特性を持ちながら、射出成形ができる材料です。医療機器などの用途で注目が集まっている材料です。
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